そもそもセクターって何?どうやって確認するの?調べて意味あるの?といったセクターに関わる疑問を解決していきます。
そもそもセクターとは、業種をグループ分けしたもので、いろいろなテーマごとに分けることもありますが、今回は一般的である業種の分類ということで話を進めていきます。
例えば、GICSと呼ばれる世界の産業分類基準(レベル1)ではiPhoneの生みの親であるAppleは情報技術セクターであるし、マクドナルドは、一般消費財に分類されます。
では、なぜセクター分類を調べる、又は確認する必要があるかというと、主にリスク管理や同一セクター内での比較・検証、セクター投資をするためです。
投資家の間で大切なのはリスク管理だといわれています。偏った業種に投資をしていて、その業種が総崩れすれば一気にボロ株になってしまうので、ある程度分散させておくことは重要です。
また、同じセクター内で業績やバリュエーションなどを比較することにより、得られる情報もあります。例えば、市場全体の中では、比較的PERが低く割安と捉えられたとしても、同セクター内で比較すると、そもそもそのセクター自体が割安で、同セクター内では、むしろ割高な方だと知ることもあります。
そこで今回は、まず米国株においてどんなセクターがあるかということと、その英語表記、セクターの調べ方や確認方法、そして今のマイポートフォリオはどのようなセクターの比率になっているかを検証してみました。英語表記は、米国株の情報を探すときはよく使うはずなので、一応調べておきました。
Contents
どんなセクターがある?GICS・レベル1
セクターを調べる方法・確認方法
Bloombergで調べることができます。まず、Bloombergに行き、検索ボックスでティッカーや企業名を入力します。
その後、切り替わった画面でスクロールすると「Compare」のタイトルがありそこにセクターが記載されています。
Investing.com やYahoo finance 、Wikipediaなんかにも書いてたりします。
マイポートフォリオのセクター内訳
マイポートフォリオの内訳は上図のようになっています。情報技術、生活必需品セクターに次いで、コミュニケーションサービス、エネルギーセクターとなりました。一応分散はしていますね。
この強気相場終盤となる2018年で、投資をやり始めたら気が付けば情報技術セクター銘柄を3つ持っていました。
情報技術セクターは、景気循環株なので景気に依存してリターンが決まりますが、生活必需品セクターやヘルスケアセクターはディフェンシブセクターなので、これから強気相場が終わっても、下落幅が景気循環株に比べて低くなります。
エネルギーセクターやコミュニケーションサービスセクターは、景気以外の要素、例えばエネルギーセクターであれば、需要や供給、政治など、コミュニケーションサービスセクターであれば、新サービスの好感度などに左右されます。
まだまだ検証は必要ですが、リスク許容度に沿ったポートフォリオになっているのではないかと思います。ただし、リスク許容度といった言葉は曖昧なので、またそれについては記事にします。
まとめ
- セクターとはグループ分けしたもの
- GICSと呼ばれる世界の産業分類基準(レベル1)では11個のセクターに分けられている
- Bloomberg、Yahoo finance、などでセクターを確認できる
- マイポートフォリオは一応リスクに耐えうるようデザインされているが、まだまだ検証が必要