自分に合ったポートフォリオってどゆこと?リスク管理?許容度?

巷でよく言われている自分に合ったポートフォリオってどういうことか気になったことはありませんか?皆、お金を増やしたいのは一緒じゃないの?とか増やし方に違いがあるの?など疑問に思ったので、書き残しておこうと思います。この記事では、自分に合ったポートフォリオって何?というのを、僕の目標などを例にして、説明していきます。

まず、ポートフォリオとは、どのような資産配分で構成されているかということです。例えば、株式、債券、外貨、不動産、それぞれ国内か国外かいろいろな金融資産があります。そして自分に合ったポートフォリオというのは、自分の資産を増やしたい目的や資金、リスク許容度、年齢などによって、人それぞれです。次で、詳しく見ていきます。

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ポートフォリオにおいてリスク管理・許容度は大事

リスク管理のリスクとは、主に長期投資の方は、株価の低下や倒産のことで、それをいろいろな要素で管理しようということです。

例えば、金融商品の分散や、その購入の時期をずらす時間分散などです。そうすることで、大損害を被ることを避けることができます。株式の中でも、個別銘柄の分散やセクター分散、時間分散などでリスクを管理することができます。

逆に、リスクを大きく取って、大儲けもできるのではないかという声も聞こえてきそうですが、意外と自分が思っている以上にリスク許容度は大きくないです。

リスク許容度とは、どれくらいまで、マイナスになっても大丈夫かという指標のことで、主に年齢や家族構成、資産、年収、性格などで計ることができます。

要するに、どれくらいのマイナスで生活面に影響を与えるかということと、どれくらいのマイナスでメンタルがやられるかということですね。ネットのサービスやアプリを使えば、自分のリスク許容度を数値化して計ることもできます。

ここで、本質的なことをいうと、自分のリスク許容度以上のリスクをとってしまうと、株価が暴落したときに、想像できない行動をとってしまうよということです。安値で売り払ってしまうかもしれないし、メンタル的に病むかもしれないです。予想の範囲内っていうところがポイントです。

ポートフォリオにおいて目的・目標は大事

自分にあったポートフォリオにおいて、目的や目標がかなり重要となってきます。なんとなく資産を増やしたいなくらいのレベルであれば、ポートフォリオを考える必要ないですから。

将来のための勉強なのか、長期的な視点を持った投資なのか、何のためなのかを考えないと、不幸な金持ちになってしまいます。

そして目標や目的を考えるときに、年齢や資金を考える必要性が出てきます。例えば、70歳で豊富に資金があると仮定して、資産運用を始めるなら、その先の人生が短いことを考えると、失うリスクを極力少なくするために現金比率を多くしたり、リスクの小さい債券などを購入した方が良いです。

一方で、20代では、失ったとしても後々取り返せる可能性がたかいことから、現金比率を小さくして海外株式を購入した方がよいと言われています。次の章で、実際に僕のケースを見ていきたいと思います。

理想 : 40歳までにアーリーリタイアをして配当金生活

理想は40歳までにアーリーリタイアをして、配当金生活です。

当方、20代半ばなので、あと15年ほどです。なぜか40歳までかというと、40歳以降はその資金や時間を使って、その時に本当にやりたいことだったり、人々の役に立つこと、子供の教育や養育費などに充てたいと思います。

で、具体的にいくらかというと、難しいですが、1億2000万円を目指しています

独り身であれば、資産6000万円分あれば、配当金だけで4%と考えても、年間240万で足りますが、家族4人だと仮定すると、家族4人で賃貸に住んでいる人の1か月あたりの生活費の平均は、総務省統計によると、約40万円くらいです。

となると、1億2千万円ないとアーリーリタイアできない計算になることから、この目標を立てました。それでは、今の資産からあと約15年後の資産を見ていきます。

それまでの運用額150万円。26歳~30歳で毎月積立10万円、年利6%、30歳~40歳で毎月積立20万円、年利6%と仮定してシミュレーションしてみます。ちなみに複利での運用となります。複利についてわからない方は、[犬でもわかる]複利についてで解説しているのでどうぞ。

なぜ、年利6%かというと、先進国株式の平均がそれくらいだからです。

そして、結果が、30歳時点で、元金750万円で資産予想額が約860万円となっています。また、40歳時点で、元金3220万円で資産予想額4430万円となっています。ちなみにパラメータとしては、以下の画像のようになっております。

26歳から30歳までの積立投資

30歳から40歳までの積立投資

この結果から、皆さんお分かりでしょうが40歳時点では理想の1億2000万円まで、8000万円ほど足りないことが分かります。

年利を上げるか複利に働いてもらう期間を延ばすか本業で稼ぎ積立金額を増やすか生活費を減らすかなどの対策を立てないといけませんが、この理想は若干現実的ではないので、絶対に達成したい目標を立てました。

第一目標 : 50歳までにリタイアをして配当金生活

これでシミュレーションをしてみると、50歳時点で、元金が5660万円、資産予想額が1億145万円になっています。

家族4人と仮定したときの目標額まで、あと2000万円程度です。

ここで、ポートフォリオを考える必要があります

例えば、リスクは大きくはなるが、新興国株式などをポートフォリオに入れることで、リターンを大きくすることができるし、また、節約をしたり、住む場所を変えたりして生活費を減らすなどの対策をしていけば、目標には近づけそうですね。ただ、そもそもの本業での稼ぎが多ければ、積立額が大きくなるのでやはり有利になりますね。

ポートフォリオの話から若干それましたが、このように目標を立てることで自分がどうやってそれに近づけるか、ポートフォリオなり、私生活なり対策をとることができるので、具体的に目標が決まっていない人は、まず立てることが重要であると思います。

まとめ

自分に合ったポートフォリオとは、目標やリスク許容度、年齢などに密接に関わりがあります。

まず、目標を立てることで、自分のリスク許容度やと照らし合わせながら、リスク管理をしていく必要があります.

改めてざっくりとした目標でもシミュレーションしてみることは重要だと思いました。結構楽観主義なので、40歳までになんとかなるだろうと思っていましたが、意外と少し厳しそうであるなと知ることができたので、これから達成するために知識を蓄えていきたいと思います